行政書士講座選びの中で、アガルートの行政書士講座を検討されている方もいますよね。
その中で「アガルートの行政書士講座の名前はよく聞くからアガルートにしようかな。でも実際の評判とか口コミはどうなんだろう」と悩んでいる方もいるかと思います。
行政書士は難関資格と言われているうちの一つですので、独学で合格を目指そうと思うとなかなか厳しいのも事実ですし、行政書士講座をインターネットで調べてもいろいろな情報が飛び交っているので、どの情報が本当なのか分からなくなると思います。
そこで今回は、口コミや評判を交えながらアガルートの行政書士通信講座を辛口評価させて頂きました。
アガルート行政書士講座の特徴
引用:アガルート公式サイト
それぞれの資格学校にそれぞれの特徴がありますが、アガルートの行政書士講座の特徴はどのくらいあるか調べたところ8つありましたので順番にご紹介させて頂きます。
特徴1:フルカラーのテキスト!
アガルート行政書士通信講座のテキストは、全ページフルカラーで印刷されています。
参考書の多くは二色刷りで印刷されているものが多く、人によっては分かりにくく、モチベーションの維持ができないということも少なくはありません。
しかし、アガルート行政書士通信講座で使用しているテキストはフルカラーの為、初学者の人でも見やすい作りになっています。
また、一説に2色刷りよりもカラーの方が視覚的にも覚えやすいと言われており、記憶の定着率も高い実験の結果もあります。なので、フルカラーテキストであれば、見やすいだけではなく、学習の効率も自然と高くなるのではないでしょうか。
テキストの数は全部で15冊(※2023年 入門総合フルカリキュラムの場合)中々のボリュームとなります。ですが、テキストのサイズはB5なので、持ち運びやすいのではないでしょうか。
テキストの内容は図や表を使いながら丁寧な解説をしてくれていて、補足等が要所要所に記載されているのでとても分かりやすいと思われます。
ただ、記載量が多すぎると言う声やフルカラーだけれども2色刷りとさほど変わらないと言う声や図や表がシンプルすぎると言う声もありました。この点については、資料請求を行い、テキストサンプルをご確認頂くのをオススメします。
特徴2:インプット・アウトプットの両面からの学習で、知識の定着を重視
行政書士試験を合格するのに必要な学習時間は平均で600時間~800時間と言われています。そこで大事になってくるのが、インプットとアウトプットの量です。
アガルートでは以下のカリキュラムの概要通りに164時間~340時間を費やす講座があるのでインプットの量としては安心です。
引用:アガルート公式サイト
続けてアウトプットの量はどうでしょうか。
以下は入門総合(フル・ライト)カリキュラム講座の抜粋ですが、短答過去問解説講座(過去10年分の過去問解説)、記述過去問解説講座、択一式対策完成への問題解説講座、模擬試験・・・と盛りだくさんとなっていますのでこちらも安心です。
引用:アガルート公式サイト
特徴3:価格は他と比べて高いが、それに比べて価値のあるサービスを提供
最初に言ってしまいますが初学者が基礎~応用までしっかりと学ぶ場合に選ぶであろう入門総合フルカリキュラムは166,000円となっており、決して安いとは言えません。
他社との料金比較表を作成しましたので、ご覧ください。
※価格は2022年8月時点の割引適用後を記載
塾・予備校名 | 行政書士講座コース名 | 総講義時間 | 価格(税込) |
スタディング | 行政書士合格コース コンプリート | 約84時間 | 59,400円 |
クレアール | カレッジスタンダードコース | 211時間 | 51,250円 |
フォーサイト | バリューセット3 | 約70時間 | 94,800円 |
アガルート | 入門総合フルカリキュラム | 約340時間 | 166,000円 |
TAC | プレミアム本科生Plus | 約192時間 | 187,000円 |
LEC | パーフェクトコースSP | 約208時間 | 195,000円 |
ただ、入門総合コースフルカリキュラムで選べる講師のお一人のうち豊村 慶太講師は、大手資格学校のLECで10年以上行政書士講座の講師を行われてきた方であり講義時間も340時間となっているので、そう考えると値段相応とも言えるのではないでしょうか。
条件付きだが、合格者に全額返金制度、合格お祝い金制度など合格者特典が豪華!
条件付きではありますが、合格者に対しては豪華特典があり、お祝い金5万円or受講料の全額返金のどちらかを選べます。
受講料の全額返金を受け取る条件は以下の通りです。
- (対象講座)2023/行政書士試験/入門総合カリキュラム/ライト
- (対象講座)2023/行政書士試験/入門総合カリキュラム/フル
- 「入門総合講義」単体は,合格特典の対象になりません。
引用:アガルート公式サイト
※それぞれ、注意事項があるのでアガルートのHPでも直近の情報をご確認ください。
特徴4:教育訓練給付制度は利用不可
教育訓練給付制度とは?と思う方もいると思うので要点を絞って説明させていただきます。
教育給付制度とは、対象となっている講座修了後に、受講費用の20%がハローワークから返金される制度です。ただし、最大10万円が上限となります。
非常に残念ではありますが、アガルートの行政書士通信講座は教育訓練給付制度の対象外のようです。(※2022.8時点)
参考までに、各校の取り扱う行政書士講座が教育訓練給付制度の適用となっているのは以下の資格学校です。
引用:厚生労働省
厚生労働省の検索サイトから上記と同じ内容が確認できます。
特徴5:元LEC講師の豊村講師・元アナウンサー相賀講師による魅力的な講義
アガルート行政書士通信講座の入門総合(フル・ライト)カリキュラムでは、豊村 慶太講師もしくは相賀 真理子講師のどちらかを選ぶことが出来ます。
どちらも素晴らしく優秀な講師であることは間違いないと思われますが、どちらかを選ぶ際に参考となる講師の情報をご紹介させていただきます。
まずは、豊村 慶太講師です。
合格者による評判は如何でしょうか。
とにかくわかりやすい!!の一言に尽きます。
豊村先生の高いテンションとエネルギーに引っ張られて毎回学習が楽しみでした。
説明で挟まれる小話がとても印象深く、要点をおさえる助けになりました。
アガルート行政書士通信講座受講生 OMさん 女性
とても分かりやすかった、というのが全体を通しての最大の感想です。
以前から本当に民法が苦手で講義に手を付けるのも躊躇うほどだったのですが、解説の分かりやすさ・面白さのおかげでテンポ良く進めることができました。
豊村先生の講義におけるパッションも、鬱々とした気持ちになりがちな民法の学習を進める上で、気持ちの切り替えの手助けとなりました。
アガルート行政書士通信講座受講生 IYさん 女性
先ほどの講師の紹介文にあった「受講生と一緒に手を動かして、自然に理解しやすく記憶が定着しやすい講義は、歴代の数多くの「豊村クラス」出身合格者の非常に高い支持を得ている」の一文が頷ける評判となっていますね。
サンプル講義動画も是非ご確認ください。
最後に、相賀 真理子講師です。
引用:アガルート公式サイト
残念ながら相賀講師の合格者の声を見つけることが出来なかったのですが、サンプル講義動画がありましたのでご参照ください。
元アナウンサーならではの語り口で講義をされています。なお、相賀講師は講師だけでなく実務もされているようですので、実例を踏まえた分かりやすい講義内容も期待できます。こういった小話は記憶に残りやすいので個人的にオススメです。
講師からのメッセージでは以下のように仰っています。
行政書士試験は長い道のりなので時に不安になることもあります。そのようなときに、心に寄り添ってくれる講義は、有難いのではないでしょうか・・・。
特徴6:豊村ゼミへの参加オプション
豊村講師が行っている豊村ゼミというのがあり、アガルートではそこに参加することができるオプションがあります。
気になるゼミの内容ですが、行政書士試験を受けるうえで核ともいえる行政法、民法や一般常識の講義を中心に行い、豊村講師からの質問などに答えながら自分では気づいていなかった知識、抜け漏れを再確認することができます。
ゼミは定期的に開催されるので、受講生にとっては大きなメリットにもなります。
※2022年の実績だと民法/一般知識4回・行政法/一般知識4回の計8回
もう一点、みなさんが気になるところといえば料金だと思います。
価格は決して安くはなく、通信講座(※後日配信)で33,000円、通信講座(※オンラインライブ)で55,000円します。
コロナの影響により豊村ゼミの通学講座は現在中止されているそうです。その代わりに、通信講座にオンラインライブが加わっており、通学講座の特徴でもある豊村講師と受講生との質疑応答等,双方向のコミュニケーションをオンラインライブで行います。
33,000円の通信講座では、収録されたオンラインライブクラスの内容を1週間後に配信にて確認できる内容となっています。
特徴7:Facebookを活用した無制限の質問サポート体制
行政書士は難易度が高い試験なので学習を進めているうちにどうしても疑問点が出てきてしまいます。
その疑問を解消するために、各、資格学校ごとに、E-mailやe-ランニングシステム や質問カード(郵送)等のフォロー体制をとっています。
アガルートでは、Facebookで受講生の方限定で専用のグループが作られているので講師の方に直接、講義の内容などの質問ができる制度を設けています。
また、質問回数は無制限なので何度でも講師に質問することができます。
また、Facebookのグループ内にて他の受講生の人と質疑応答の共有、議論を行うこともできます。
他の資格学校では、講師へ質問をするのに料金がかかることや回数に一程の制限があったりすることもあるので、その点、アガルートは安心です。
なお、Facebookのアガルートグループに参加するには、講座を申し込んだ後にご自身にて申請していただく必要があるようなのでご注意ください。
特徴8:相賀講師のマンツーマンコーチングオプションもある!
行政書士の勉強をしていると「何から始めればいいかわからない」「多くのインプット講座を消化できるか不安」「復習のやり方がわからない」などといった法律内容の悩みではなく学習方法に対しての悩みがでてくる方もいるかと思います。
そこでアガルートが行っているのが、マンツーマンコーチングサロンです。
マンツーマンコーチングサロンは1ヶ月に1回、30分間相賀講師と2人きりでお話ができるサービスです。
※平日だけではなく、※※土曜日も行っているので土日休みの社会人の方でも空いている時間に利用することができます。
※【平日】9:30~13:00 / 20:30~23:30
※※【土曜日】9:00~12:00
また、このサロンを受けるにあたってスケジュールシートとノルマブックを必ず記入しなければなりません。
なぜかと言うとこのサロンで相賀講師が学習ノルマの進捗を確認してくれるからです。
常に見張られている感じになるので、今日はちょっとサボっちゃおうかな~という甘えにも勝てるので、このサロンはとても人気があるようです。
また、通信講座だと孤独を感じやすく、不安も増えていくので、相賀講師と話すことによって日々の不安も解消され、試験勉強に集中することができるのでモチベーションの維持に不安がある方は、このオプションを是非利用してみてください。
※気になる価格ですが、110,000円となっていますので決して安いとは言えません。
アガルートの行政書士通信講座の口コミ・評判まとめ
アガルートの行政書士講座の特徴を8つ紹介しましたが、実際の口コミはどうなのか気になった方もいたと思います。
そこで口コミを調べましたので、その中で印象に残った口コミを2つほど紹介させていただきます。
アガルートを選んだ理由は、「豊村講師の講義」「テキストのわかりやすさ」「合格者特典」の3つです。
<豊村講師の講義>
さまざまな予備校のサンプル講義を視聴したなかでも、豊村講師の講義が一番わかりやすかったんです。豊村講師は、ただ単にテキストを読み上げるのではなく、ホワイトボードを使用しながら解説あったり、テキストに引くマーカーの色を使い分けていたり、「どうすれば受講生が理解できるか」という工夫・想いが随所に感じられました。
<テキストのわかりやすさ>
「テキストが程よく分厚い」という点も良かったです。
薄いテキストを多く見受けられ、十分な対策ができるのだろうか……という不安がありました。アガルートのテキストは程よい厚みがあり、行政書士試験に合格するには相当の勉強量が必要なんだと再認識できた気がします。
<合格者特典>
「合格者特典=行政書士資格をほとんどタダで取れる」ということですよね。資格取得には合格な費用がかかるので、合格者特典は学習を進めるうえでモチベーション維持に役立ちました。
アガルート行政書士講座受講生 I.Kさん 男性
行政書士試験は過去に7回ほど受験しましたが、なかなか結果が出ず、4回ほど落ち続けた時点で一度、気分転換も兼ねて宅地建物取引士の資格試験にシフトし、合格したうえで再度、行政書士試験をめざすことにしました。
この時点では勉強方法に関しては、なぜかあまり深く考えることはなく、価格が安いというのを第一の選択理由として通信講座を受講したり、市販のテキストと過去問題集のみを使用して勉強していました。
しかし、いくら勉強しても結果がでないことで、いい加減なんとか結果をだしたいと思い、再度、通信講座での受講を考えていたところアガルートアカデミーの合格率の高さと、合格したら全額返金+3万円という素敵な特典に惹かれたのが、アガルートアカデミーの講座を受講した一番のきっかけです。
アガルート行政書士講座受講生 T.Kさん 男性
アガルートの行政書士通信講座がおすすめなのはこんな人
アガルートの行政書士通信講座の特徴や、口コミについて紹介しましたが、アガルートが合っている方は以下のような考えを、お持ちの方にマッチすると思われます。
・行政書士通信講座に16万円~25万円(※オプションを含む)ぐらい投資できる方
・支払ったお金に見合う、納得のできる充実したカリキュラム・サポート体制が欲しい方
・平日は1~2時間・土日は6~8時間くらいしっかりと勉強はできる方
・是が非でも今年、合格したい方
・無制限に質問できるサポート体制がある講座を希望する方
アガルートの講座は金額が高い分、学習カリキュラムやサポート体制が大変充実しています。なので、しっかりと1年間、学習時間が確保できる方であればアガルートの行政書士通信講座を利用した場合、合格する確率は高いと思われます。
さらに、合格をすれば受講料の全額返金もありますので、とても魅力的に感じます。しかし、行政書士を取得しようと思われている方は、社会人や主婦の方など忙しい方が多いのではないでしょうか。そのような方達が、アガルートのフルカリキュラムの講座を選択された場合、消化不良になってしまう可能性が否めません。
初学者が行政書士試験を合格するのに必要な時間は600~800時間と言われています、これを1年間でやろうとなると相当の根気が必要となります。
ただ、2年間であればどうでしょうか、理論値ですが1日1時間の勉強であれば365日×2年=730時間を確保することが出来ます。もし、2年計画で確実に行政書士に合格をしたのであれば、クレアール行政書士講座のセーフティコースがオススメです。
※本記事の内容は2022年8月時点の情報に基づきます。
※各校の講座料金は割引キャンペーンによって頻繁に変わりますのでレビューの金額を参考に、講座の購入前には各校のHPを必ず確認してください。
※受講料の返金や合格お祝い金のキャンペーンについては、各校ごとに細やかな適用条件があります。こちらも、講座の購入前には各校のHPを必ず確認してください。
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