行政書士講座の選び方!失敗しないために重視すべき5つのポイント

行政書士
この記事の監修者
田中 伴典

2016年に社会保険労務士試験に合格後、都内の社会保険労務士法人で給与計算、賞与計算、退職金計算、住民税の年度更新、労働保険の年度更新、算定基礎届、年末調整、社会保険手続き、労務相談、就業規則の作成および改定などを規模・業種・内資系企業・外資系企業を問わず経験。

社会保険労務士法人退職後には語学留学でフィリピンへ行き、ワーキングホリデー制度を利用してオーストラリアにも行き「生きた英語」を体得。

帰国後は、上場会社の人事部の社員として給与計算や社会保険手続き業務に加えて従業員の労務管理および助成金の申請業務を経験。また、幅広い法律の問題にも対応するために同時期に行政書士試験に一発合格を果たす。

現在は開業社会保険労務士/行政書士として自身の事務所を運営している。

愛読書は石嵜 信憲弁護士の「法律と実務シリーズ」
三度の飯より法律の勉強が大好き。

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資格学校(予備校)が開講している行政書士講座の価格は決して安いものではありません。

また、学習するために多くの時間を費やすことになるため、行政書士講座選びに失敗してしまうと費用や時間の面で大きな損失につながってしまいます。

各通信講座や資格学校が実施する行政書士講座を比較すると、それぞれ少しずつ特徴や強みが異なることが分かりますが、いざ自分に合った行政書士講座を見つけるとなると、どれが良いのか分からなくなってしまうというのはよくあるケースです。

そこで今回は、行政書士講座の選び方や失敗しないために重視すべき5つのポイントを解説いたします。

行政書士講座の選び方

行政書士講座を開講している資格学校は多くありますが、大きく分けて、「通学講座」と「通信講座」の2種類があります。

仕事をしながら、学校に通いながら、家事をしながらなどの何かをしながら勉強をしたいという方には「通信講座」がオススメです。

また、「通信講座」の行政書士講座においても自分がどこを重要視するかによって選び方が変わります。

行政書士講座(通信講座)選びの際に、重要視した方が良いポイントは以下の5点です。

  • 価格
  • 合格実績
  • サポート体制の充実度
  • 教材や講義の質や分かりやすさ
  • 教育訓練給付制度が利用可能かどうか

それぞれのポイントについて具体的に、どのような点を比較し重視していけば良いのかについて解説していきます。

選び方1:価格で選ぶ

行政書士講座の価格は3万円〜27万円と、講座の運営元により価格に幅があります。

この料金の差は、通学講座も行っており、全国に校舎がある大手資格学校なのか、教室などはなく自宅等で受講するのが基本の通信講座を専門とする中堅~ベンチャーの資格学校なのかによって大きく異なります。

そのため、とにかく費用を抑えて受講したい方は、大手の資格学校ではなく通信講座に「のみ」特化している中堅~ベンチャーの資格学校を選ぶのがオススメです。

選び方2:合格実績で選ぶ

行政書士講座を行なっている通信講座や資格学校の中には、試験の合格数や、合格率を公表している所もあります。※2021年の合格者数は5,353名

資格学校名合格率(2021年度)
アガルート217名
フォーサイト200名
資格の大原45名
TAC118名
クレアール105名

合格率が高ければ高いほど、それだけ講座の質が良いという証拠の1つなので、合格実績は講座選びの判断基準としては重要なポイントです。

中には合格実績を公表していない資格学校もありますが、公表していないからといって合格率が低いとは限りません。

また、合格実績の他にも、合格体験記といった合格した受講生の記事を掲載している資格学校もあります。

実際に試験に合格した人のリアルな声は講座選びの参考になるので、実際に合格者がどのような点に良さを感じたのか、逆にどのような点がよくなかったのか等、良い点と悪い点をそれぞれチェックしましょう。

選び方3:サポート体制の充実度で選ぶ

行政書士の通信講座を受講する場合、通学講座と違って講義の前後に講師に直接質問するということができません。

そこで、重要視したいポイントが「サポート体制の充実度」です。

どの通信講座にもサポート体制はありますが、運営元によってその制度内容は異なります。

サポート体制として代表的なのが「メール相談」で、回数制限付きのところもあれば、無制限のところもあります。

講座費用が高くはなりますが、高額な講座では学習計画を立ててくれたり、添削指導をしてくれたり、カウンセリングをしてくれたり等、サポート体制が充実している通信講座もあります。

いいなと思った講座があった場合は、どのようなサポート内容が整っているのかしっかりと確認をすることをオススメします。

選び方4:教材や講義の質や分かりやすさで選ぶ

教材の分かりやすさや、講義の質を事前に調べて受講する講座を選ぶのも一つのポイントです。

基本的にどこの通信講座も「無料体験講座」を実施しているので、一度体験してみて、教材や講義のクオリティを確認することにより、講座選びでミスマッチをする確率が低くなります。

講義の雰囲気や、講師と相性が合うかどうかなども、実際に受けてみないと分からない重要なポイントです。

また、教材はインプットしやすいように工夫されているのか、フルカラーなのか、図表が多いのか、分かりやすいかなども重要なポイントとなるのでしっかりとチェックしておきましょう。

もし時間があれば、それぞれの教材の評判などをネットやSNSなどで調べてチェックしてみるのもオススメです。

ただ、ここに関しては自身の感じ方によって良い悪いが変わるので、最後は自身の直感を信じましょう。

選び方5:教育訓練給付制度の利用可否で選ぶ

教育訓練給付金制度の利用を考えている方も多いと思います。

教育訓練給付金制度とは、一定の条件を満たした雇用保険の被保険者、または被保険者だった方が厚生労働大臣の指定する講座を受講することで、修了した際に、教育訓練施設に支払った費用の20%(※上限10万円)がハローワークより支給されると言う制度です。

しかし、全ての行政書士講座が対象ではなく、制度の対象となっている講座と、そうでない講座があるので、受講前にチェックすることをおすすめします。

2022年現在、教育訓練給付制度の対象となる行政書士講座を開講しているの代表的な資格学校は次のとおりです。

  • 資格の学校TAC
  • ユーキャン
  • LEC東京リーガルマインド
  • フォーサイト
  • 資格の大原
  • クレアール
  • 辰巳法律研究所

おすすめ行政書士講座TOP5を選び方で比較

今回ご紹介した、行政書士講座の選び方を元に当サイトで厳選をした、オススメの行政書士講座は次の5つです。

  • クレアール
  • フォーサイト
  • アガルート
  • スタディング
  • 伊藤塾

それぞれ、価格や、合格実績、サポート体制、教育訓練給付金制度の有無の5つのポイントから比較してみました。まずは、下記比較表をご覧ください。
※()の中にある価格は2022年12月時点での割引価格適用後。
※スタディングと伊藤塾の合格実績の数値は、合格者数非公表のため、公式サイトに公開されている合格者の声の数を記載

学校名講座名価格※税込合格実績サポート体制
※箇条書きで記載
教育給付金制度
クレアール2023年合格目標カレッジコース169,000円(67,600円)105名・質問無制限
・安心保障プラン
・合格お祝い金
対象
フォーサイトバリューセット2023年試験対策94,800円200名・質問制限あり(25回)
・不合格だった場合、全額返金制度
対象
アガルート入門総合カリキュラム(フル)183,260円(166,600円)217名・質問無制限
・合格だった場合、お祝い金or講義費用全額返金制度
対象外
スタディング行政書士合格コース コンプリート59,400円90名・合格お祝い金制度
・ネット学習特化
対象外
伊藤塾2023年合格目標 行政書士合格講座 スタンダードコース208,000円107名・質問制度あり(1日1回)
・カウンセリング制度
・パーソナルトレーナー制度
対象外

アガルート・・・合格率重視の人にオススメです。

スタディング・・・安さorネット学習重視の人にオススメです。

フォーサイト・・・サービスのバランス重視の人にオススメです。

伊藤塾・・・合格後のOB会・人脈作り重視の方にオススメです

クレアール・・・安さor最短距離で合格したい方(非常識合格法)or2年計画で合格したい方(安心保障プラン)にオススメです。

※上記の資格学校も含めた各校の通信講座の特徴一覧をまとめた次の投稿もご確認ください。

【保存版】行政書士のおすすめ通信講座TOP15!実績や利用者の口コミ、費用、講座の品質で徹底比較(2023年1月更新)
初めて行政書士の試験に挑戦する方だと、よくわらないまま通信講座を選んでしまい、あとから自分に合わなかったと後悔するパターンも少なくはないです。本記事では行政書士のおすすめ通信講座TOP15を、実績や利用者の口コミ、費用、講座の品質を徹底比較しながら紹介していきます。

行政書士講座で失敗しないために参考にすべき他のポイント

自分に合わない行政書士講座を選んでしまうと、モチベーションが上がらず途中で挫折してしまうこともあります。

行政書士講座で失敗しないために重視すべきポイントは、口コミや教室の雰囲気など大きく分けて5つあります。

それぞれ、どのようなポイントなのかを具体的に見ていきましょう。

ポイント1:レベルに合った講座を選ぶ

行政書士講座を受講する人の中には、初学者(初めて行政書士試験を受験する人)から受験経験者や他の士業資格をすでに保有している人など、さまざまなレベルの受講者がいます。

そこで、初学者が中級者向けの講座を利用すると、基礎ができていないのにも関わらず応用を学ぶのは非効率です。つまり、自分のレベルに合った、適切な講座を選ぶ事が大切です。

初学者の方は「初学者」や「入門」向けの講座を選んだ方が効率良く学習できます。

今回、オススメの行書士講座TOP5に記載のある講座は全て「初学者向けの方の講座」となります。

それと、余談ですが、テキストや教材はモノクロとカラーどちらがよいのでしょうか?といった質問を頂くことが多々ありますが、結論から言うと「その人による」と言う事です。

なぜならば、蛍光マーカーや色ペンなどを多く使用したり、自分で覚えやすいようにアレンジしていきたいという人は、白黒でシンプルな教材がオススメだからです。しかし、最初から重要ポイントが色分けされているカラーが良いという人には、フルカラーがオススメです。

ポイント2:口コミの評価を確認する

行政書士講座選びで失敗しないために重要なことは、「受講者のリアルな声」を聞くことです。

周りに資格学校を使って合格された方がいるのであれば、その方に生の声を聞くのがよいでしょう。

しかし、周りにそういった方がいないと言う事であれば、ネットやSNSを活用しましょう。

ネットやSNSなどでは、それぞれの行政書士講座が、色々な視点で評価されています。

教材やカリキュラムの内容、講義や講師の教え方、サポート体制などの口コミ評価を知ることでそれぞれの通信講座の良いところと悪いところが見えたりするので、一度ネットやSNSなどで口コミ・評判を調べると良いでしょう。

※中には、デタラメな口コミ・評判もあるので、あくまで参考程度にしましょう。

ポイント3:資格学校の相場を知る

行政書士の通信講座の価格平均相場は約80,000円です。

しかし、通信講座と通学講座を「両方」行なっている大手の資格学校は通学、通信共に約180,000円程度が相場価格となっています。なので、通信講座に「特価」した中堅~ベンチャーの資格学校を選んだ方が費用は抑えられます。

ですが、安価な講座を選ぶ場合には注意点が必要です。なぜならば、教材費や受講料が講座に含まれていない場合、講座自体の価格が安くても、最終的に教材費や受講料が加わって割高になってしまう可能性があるからです。

よく広告などで「行政書士講座◉◉円から!」と掲載している通信講座もありますが、そこには教材費や受講料が含まれていないケースがあるので注意しましょう。

ポイント4:教室の雰囲気や通いやすさを確認する(通学講座の場合)

行政書士講座を通学講座で受講する場合は、1つの教室で複数の受講生と共に講義を受講することになるので、まずは教室の雰囲気を知る事が大切です。

講師との相性や、講義の聞きやすさ、質問のしやすさなどを確認することにより自分に合う講座かどうかを見極める事ができます。

基本的にどの通学講座も、教室の見学ができるので雰囲気などを確認するために一度訪れてみると良いでしょう。

また、講義の時間帯や交通アクセスが便利かどうかも重要なポイントとなるのでそこも一緒にチェックが必要です。(場所が遠いと勉強も億劫になりがちです。)

ポイント5:最後は自分との相性で決める

資格講座は「料金が高い=合格できる」と思っている人が多いと思いますが、それは大きな間違いです。

もちろん料金の高さは品質保証の1つの担保になるでしょう。どこ選んだらいいのか分からない、考えている時間がもったいないと言う事であれば大手の資格学校を選んでしまうのも一つの方法です。

しかし、大事なのは「自分との講座のサービス内容の相性」です。

実際に大手の資格学校以外でも合格者は出ています。また、独学で合格される方もいます。

値段に惑わされず、料金やサポート体制、教材や講義の質などの面から、自分に合った行政書士講座を見つけることが大切です。

そのためには自身で公開されている動画を見たり、資格学校に受講相談を受けに行くことで複数校、比較してみましょう。何かしらの違いを感じるはずです。

そして、選んだ後は、資格学校と自分を信じて勉強をやりきることが大切です。時に隣の芝が青く見えますが、惑わされないでください。

行政書士講座選びは知名度ではなく自分のレベルや学習スタイルとの相性で選ぶことが大切!

今回は行政書士講座選びで失敗しないために確認すべきポイントを解説しました。

資格学校の選び方で迷った場合は、自分が大事にしたいことを3つ思い浮かべてください

その3つが網羅されているのであれば、それはきっと皆さんにとってオススメの資格学校となります。

私の場合、「講座費用が大手より安いこと・講師の話を聞いてて飽きないこと・質問回数に制限がないこと」の3つを軸に探しました。


この記事は2022年12月の情報に基づきます。

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