スマホからダウンロードするだけですぐに問題が解ける学習アプリ。
行政書士試験の勉強に学習アプリを上手く取り入れることができれば、スキマ時間に効率よく学習を進めることができます。
行政書士の学習アプリは、問題内容、回答方法や操作感がそれぞれ異なるため、自分がより理解を深めやすく、手軽に活用できるアプリを選ぶことが大切です。
この記事では、スマホで使える行政書士のおすすめ学習アプリを5つご紹介いたします。
行政書士の学習アプリを利用するメリット
学習アプリを使用するメリットは以下の3つです。
- スキマ時間に勉強できる
- 無料で問題を解ける
- 間違えた問題を簡単に復習できる
各メリットについて具体的に解説していきます。
メリット1:スキマ時間にゲーム感覚で勉強できる
学習アプリを使用する最大のメリットは、通学、通勤や家事などのちょっとしたスキマ時間を学習時間に変えられることです。
ペンを出したり、テキストを広げたりせずに勉強ができるので、狭い電車の中でも学習を行えるのでとても便利です。
仮に、毎日の通勤時間が30分程度だったとしても、それを毎日コツコツ繰り返せば、大きな成果になります。
このように、学習アプリを活用すれば、忙しく中々勉強する時間が取れない人でも、確実に学習時間を設けることができます。
メリット2:無料で問題を解ける
過去問などは本来、書店や資格学校(予備校)などで販売されている教材を購入しないと解くことはできませんが、行政書士の学習アプリは無料で問題を解くことができます。
ただし、中にはアプリ内課金が必要なものもあるので利用前にチェックが必要です。
メリット3:間違えた問題を簡単に復習できる
市販のテキストなどを使って学習をしていると、問題集で間違えた場合、わざわざテキストを広げて復習しなければいけません。
しかし、行政書士の学習アプリは間違えた問題をアプリ内で簡単に復習できるので、手間がかからず効率良く学習することができます。
行政書士の学習アプリを利用するデメリット
便利に思える行政書士の学習アプリですが、デメリットがあるのも事実です。
行政書士の学習アプリを利用するデメリットは以下の2つ。
- 有料アプリの場合は費用がかかる
- 操作感が悪い場合がある
各デメリットについて具体的に解説していきます。
デメリット1:有料アプリの場合は費用がかかる
行政書士の学習アプリは無料のものが多いですが、中には有料のものもあります。
有料アプリは当然ながらクオリティが高いので、機能や問題を追加することができ大変便利です。
しかし、「この値段で機能が追加できるなら」「問題増やしたいから」といった感じで課金を繰り返して、「いつの間にか合計金額が想像以上の額になっていた」ということにならないように注意が必要です。
課金する場合は必要なものをしっかりと見極めて課金することが大切です。
デメリット2:操作感が悪い場合がある
行政書士の学習アプリは操作感が悪い場合があるので、そこでデメリットを感じる方も多いです。
操作感が悪いとアプリを利用するたびに小さなストレスが溜まり、勉強の妨げとなってしまうので、利用の際は操作感が良い学習アプリを選ぶようにしましょう。
※本記事で紹介するアプリは操作感に問題はありません。
スマホで使える!行政書士のおすすめ学習アプリ5選
行政書士試験に合格するためには、それなりの勉強時間が必要となるので、忙しい人はスマホアプリで学習することにより、効率良く合格を目指すことができます。
行政書士試験にオススメできる学習アプリは以下の5つです。
- 行政書士 過去問2022
- 行政書士 秒トレアプリ
- 資格の大原 行政書士トレ問2022
- ユーキャン資格本アプリ
- 行政書士 試験問題対策アプリ-オンスク.JP
各アプリの特徴や魅力について具体的に紹介していきます。
【1】行政書士 過去問 2022
行政書士の学習アプリで一番オススメなのが「行政書士 過去問 2022」です。
「行政書士 過去問 2022」は過去7年間の行政書士試験の問題を収録している学習アプリで、合同会社トリップスによって配信されています。
出題形式は、「実践的な出題形式問題※五肢択一(以下同じ)」と「一問一答形式の問題」があるので、前者は実力確認に使って後者は、実力養成に使えます。
このアプリの良いところは、問題の解説が丁寧で分かりやすいので、通勤通学のちょっとした隙間時間にも学習することができる点です。
また、出題項目(民法:総則➡物権➡債権etc…)が細分化されており、項目ごとに効率良く学習でき、画面のカラー分けなどもとても見やすく、操作性も優れているので、初めて学習アプリを活用する方にもオススメできるアプリです。
基本的に全ての機能を「無料」で使えるのですが、広告(アプリを立ち上げたとき+問題演習画面の下部等)があるので、広告を消したい場合のみ月額500円で広告を非表示にすることができます。
無料でこれだけの機能を使えるのが大きな魅力ですが、有料アプリを購入する前に、問題集アプリのイメージを掴むために、一度試してみる価値はあります。
【2】行政書士 秒トレアプリ
「行政書士 秒トレアプリ」は隙間時間を活用して1分1秒でも有効活用できるアプリをコンセプトに合同会社GINOAPPSから配信されている行政書士試験対策の「選択式※」特化型アプリです。
※問題について〇×を選ぶのではなく、正解だと思う言葉を4つや2つの中から選ぶ方式です。
サンプル問題以外は問題を購入しなければ、ならないので実質有料(1科目160円)となっています。ただし、広告が表示されないので、その点のストレスはありません。
「おまかせ出題」では、忘却曲線にもとづいた最適な問題が出題され、「おさらい出題」機能では、間違えた問題が出題設定されることとなっています。
このアプリの良いところは、〇×問題ではなく「穴埋め問題」となっており、選択肢の中から答えを選ぶので知識が定着しやすい点です。
また、アプリ内に出てくる文章の太文字(裁判所、被告人などの単語)になっている単語は、タップするだけで検索することができるので、わざわざ検索する手間が省けストレスフリーです。
アプリのデザイン性も良く、操作性も直感で操作できるほど簡単なので課金する価値はあります。なお、その費用はジュース一本程度(160円)なのでお財布にも優しいです。
【3】資格の大原 行政書士トレ問 2022
「資格の大原 行政書士トレ問2022(※現在、2023年版があります。)」は大手資格学校の資格の大原によって配信されているアプリです。
サンプル問題以外は問題を購入しなければ、ならないので実質有料(1科目320円~1,000円)となっています。ただし、広告が表示されないので、その点のストレスはありません。
出題形式は、「実践的な出題形式問題」と「一問一答形式の問題」があるので、前者は実力確認に使って後者は、実力養成に使えます。
このアプリの良いところは、アプリ内の問題総数の多さ(3000問)ででしょう。他には「過去10回の成果率」「理解度」「シャフル」「制限時間」「出題数」を調整して出題できるので、自分のレベルを試すのには最適です。
全ての問題を購入すると紙の過去問題集を購入するより高くなってしまうかもしれませんが、アプリ学習好きな人にはオススメできます。
【4】ユーキャン資格本アプリ
「ユーキャン資格本アプリ」は大手の資格学校であるユーキャンによって配信されているアプリです。
このアプリは単行本でリリースされている「ユーキャンの行政書士 これだけ!一問一答集」をアプリ化したものとなっており、単行本で購入すると2,420円かかるところ、アプリでは1,600円で購入することができます。※サンプル問題は無料です。
出題形式は、「一問一答形式の問題」と「赤シート形式の問題」があるので、前者・後者ともに実力養成に使えます。
※赤シート形式の問題とは、問題の中の重要な単語が、赤シートで見えなくなっており、回答は画面に表示されていない(ヒントもない)ので、頭の中で回答をイメージして、画面の赤シートをずらすことで正解しているか確認する形式です。英単語帳についていた赤い暗記シートをイメージしていただければ大丈夫です。この機能は、ただ問題を解くだけの他のアプリと違った良いところでしょう。
問題は全部で1,000問収録されています。また、各問題に「復習」チェックボックスがあるので、そこにチェックを入れておくことにより、後から復習をすることができます。なお、復習チェックボックスを使わずとも、「間違えた問題だけ※正誤は自動保存」で再挑戦することも可能です。
他にも試験日までの日数を表示するアプリ内のカレンダーや小テスト機能もついています。
大原のアプリと違い、問題数は3,000問➡1,000問に減ってしまいますが、ユーキャンのアプリは買い切りタイプなので、1,600円ぽっきりです。
【5】行政書士 試験問題対策 アプリ-オンスク.JP
「行政書士 試験問題対策アプリ」は大手資格学校TACの子会社であるオンスク.JPが配信しているアプリです。
アプリでは「問題演習」と「講義動画の視聴※」を行うことができ、アプリ内では問題演習の初級編と入門講義動画が無料となっており、それ以降(中級編・上級編・本講義)は有料です。
※動画の視聴は、別のアプリのダウンロードが必要です。
問題演習の出題形式は、「実践的な出題形式問題」と「一問一答形式の問題」があるので、前者は実力確認に使って後者は、実力養成に使えます。
なお、問題データは中級編と上級編でそれぞれ600円かかります。同時購入の場合は1,200円となります。また、本講義の動画は月額1,080円かかります。
このアプリの良いところは「講義動画と問題演習を複合的に組み合わせること」で「インプットとアウトプットを効果的に行うことができる点」です。
講義動画は「テーマ」を選んで試聴するか「1章※初めから」から順番に視聴するかを選ぶことができます。
問題演習にもテーマ別の機能があるので、講義視聴後に行うことで、現在の自分の理解度を把握することができます。
他にも、一般的な機能として小テスト機能・ミス問題復習機能・チェックマーク復習機能等がついています。
テキストの学習が苦手で講義動画で主に学習をしたい方であれば、問題集アプリと講義動画アプリの2つで学習を進めることができます。ただ、月額1,080円支払うのであれば、オンスク.JPの行政書士通信講座は「ウケホーダイ ライト」コースと値段が殆ど変わらないので、そちらを選んだ方が良いのではないでしょうか。
オンスク.JPの行政書士通信講座については、以前に解説した記事がありますので併せてご確認ください。
行政書士の学習アプリは「サブ教材」としてスキマ時間に活用するのがオススメ!
今回はスマホで使える行政書士のおすすめ学習アプリを5つ紹介しました。
それぞれのアプリに魅力や特徴があるので、自分に合ったアプリを選ぶのがオススメです。
しかし、行政書士の学習アプリをメインに学習を行うのではなく、あくまでもサブ教材として使う方が良いでしょう。
たとえば、勉強のやる気が出ない日でもアプリをポチポチすることでやる気がでてきて、勉強に熱が入る場合があります。(面倒だけれども机に向かったら以外にも勉強できた、と言う経験はないでしょうか。)
いきなり負担の大きい講義動画の視聴や何かの復習をするのではなく、アプリで脳の準備体操をすることも工夫次第で可能です。※とてもオススメな使い方です。その場合、5分~10分程度の使用で大丈夫です。
※本記事の内容は2023年1月時点の情報に基づきます。
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