出る順行政書士 合格基本書のレビュー。実際に利用した人の口コミは?

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行政書士
この記事の監修者
田中 伴典

2016年に社会保険労務士試験に合格後、都内の社会保険労務士法人で給与計算、賞与計算、退職金計算、住民税の年度更新、労働保険の年度更新、算定基礎届、年末調整、社会保険手続き、労務相談、就業規則の作成および改定などを規模・業種・内資系企業・外資系企業を問わず経験。

社会保険労務士法人退職後には語学留学でフィリピンへ行き、ワーキングホリデー制度を利用してオーストラリアにも行き「生きた英語」を体得。

帰国後は、上場会社の人事部の社員として給与計算や社会保険手続き業務に加えて従業員の労務管理および助成金の申請業務を経験。また、幅広い法律の問題にも対応するために同時期に行政書士試験に一発合格を果たす。

現在は開業社会保険労務士/行政書士として自身の事務所を運営している。

愛読書は石嵜 信憲弁護士の「法律と実務シリーズ」
三度の飯より法律の勉強が大好き。

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「出る順行政書士 合格基本書」はLECから出版されているテキストで、「LECの行政書士試験対策講座のノウハウを書籍で学びたい」という受験生からの要望から作成されました。

合格に必要な知識を凝縮しており、近年の法改正に完全対応していることで、多くの受験生が利用しています。

そこで、今回は、「出る順行政書士 合格基本書」の特徴や、実際に利用した人の口コミを紹介します。

出る順行政書士 合格基本書の6つの特徴

「出る順行政書士 合格基本書」は、受験生から人気が高いテキストとなっており、以下の5つの特徴があります。なお、対象者は「中級者向けとなっています。

  • 2色刷りのシンプルなデザインになっている
  • 一項目ずつに見開きで完結する構成になっている
  • 解説は必要な情報をしっかりとカバーしている
  • 合格に必要な論点を網羅している
  • 別冊で六法が付属している

それぞれの特徴について具体的に解説していきます。

特徴1:2色刷りのシンプルなデザインになっている

ここ数年、フルカラーのテキストが多く出版されていますが、「出る順行政書士 合格基本書」はフルカラーではなく、「青系の2色刷り」です。

シンプルなデザインなため、ペンで色をつけたり、「自分でカスタマイズ」したい人にとってはメリットと言えます。

また、資格学校の講座で購入するテキストに近いタイプの構成・スタイルとなっているので、本格的です。

特徴2:一項目ずつに見開きで完結する構成になっている

「出る順行政書士 合格基本書」は、見開きで一項目が完結する「見開き完結」で構成されています。

行政書士試験は、範囲も広く、多くの学習時間が必要とされるため、「出る順行政書士 合格基本書」のように見開きで完結する構成であれば、1日でどこまで学習するのか予定を立てやすく、オススメです。

なお、同じLECから出版されている、姉妹書籍の「行政書士 合格のトリセツ」と見比べてみましょう。「出る順行政書士 合格基本書」が初学者向けではないことが分かります。

なので、初心者は「行政書士 合格のトリセツ」を購入しましょう!

https://shikaku-goukaku.com/gyouseishoshi/torisetsu

特徴3:解説は、必要な情報をしっかりとカバーしている

「出る順行政書士 合格基本書」には、行政書士試験突破に必要な情報がしっかりとカバーされており、解説のクオリティは他社と比べても高いと評判です。

「どうしてこの条文はこの規定になっているのか?」など、疑問がでやすい部分も「出る順行政書士 合格基本書」さえあれば解消することができます。

特徴4:合格に必要な論点を網羅している

「出る順行政書士 合格基本書」には、合格に必要な論点が250項目にまとめられており、初学者の方でも理解しやすいように網羅されています。

また、混乱しやすい広い出題範囲も、ワンポイントアドバイスや論点の重要度の表記がされていることで、理解しやすい工夫が施されています。

特徴5:別冊で六法が付属している

「出る順行政書士 合格基本書」には、別冊で※六法がついており、条文学習がしやすくなっています。

取り外すことができるため、外出時に六法を持って電車内などで読むことも可能。

六法は「白黒印刷」で、自分で「カスタマイズしやすい」という点もメリットです。

六法(全書)とは?

名前の通り6つの法律のことを指します。一般的には、日本の法律の中で中核とされる、「憲法」「民法」「民事訴訟法」「刑法」「刑事訴訟法」「商法/会社法」を指しています。

ただ、純粋な上記六法だけの六法全書は少なく、「借地借家法」「行政手続法」と言った他の法律も記載があるものが殆どです。

なお、行政書士試験では「刑法」「刑事訴訟法」の知識は、「基礎法学」という科目で問われる可能性が少しあるだけです。

なので、行政書士試験の受験生が購入すべき六法は、「刑法」「刑事訴訟法」の記載のあるではなく、「個人情報保護法」「行政手続法」「行政審査手続法」「行政事件訴訟法」などの行政書士試験に関連のある科目も記載されている六法全書を購入すべきです。

そういったモノは、以下のように「行政書士試験六法」となっており、行政書士試験専用にカスタマイズされたものなので安心です。

私は、当時受験生のとき六法全書は全て同じだと思っていたので購入した六法全全書は司法(予備)試験専用のものだと後日、分かり失敗してしまったので気を付けてください。

※「出る順行政書士 合格基本書」を購入されている方は、「行政書士試験用の六法」が付属してきますので別途、六法の購入は不要です。

特徴6:Kindle版が用意されている

行政書士のテキストは、Kindle版があるテキストが少ない傾向ですが、「出る順行政書士 合格基本書」のテキストはKindle版がリリースされています。

紙のテキストになるとどうしても重さがでてしまい、持ち運ぶのには不便です。

ですが、Kindle版ならスマホなどで閲覧することができるため、通学通勤の時でも気軽に読むことができます。

出る順行政書士 合格基本書の残念なポイント

「出る順行政書士 合格基本書」は受験生から人気の高いテキストですが、以下2つのような残念ポイントもあります。

  • 確認問題が収録されていない
  • 他社の参考書とよりも図や表、イラストが少ない

それぞれについて具体的に解説していきます。

その1:確認問題が収録されていない

各項目の終わりに確認問題を収録しているテキストもありますが、「出る順行政書士 合格基本書」は、確認問題が収録されていません。

そのため、その項目に関する問題を解きたい場合は、別途で過去問集などを購入する必要があります。

確認問題がないこと自体はそこまで大きなデメリットではありませんが、確認問題が収録されていた方がインプットとアウトプットを同時に行うことができるので、効率良く学習することができます。

その2:他社の参考書とよりも図や表、イラストが少ない

「出る順行政書士 合格基本書」には図や表、イラストがないわけではありませんが、他社の参考書やテキストと比べると、少ない傾向にあります。

図や表、イラストが多いと視覚的にも覚えやすいため、その少なさをデメリットに感じる方も多いようです。

あくまで「中級者向け」なので、そこを了承して購入しましょう。

出る順行政書士 合格基本書を実際に利用した人からの口コミ・評判まとめ

最近はフルカラーテキストが多いですが、自分でカスタマイズしたかったので、出る順行政書士を選びました。

自分でカスタマイズできる点以外にも、見開き内で完結する仕組みとなっていたので、スケジュールが組みやすく効率的に学習することができた点が良かったです。

A.Tさん・20代女性

初学者だったので、最初は不安でしたが、合格に必要な論点が網羅されており、スムーズに覚えることができました。

章ごとに確認問題が用意されていなかったのが残念でしたが、内容は分かりやすく、Kindle版は通勤の電車で見ることができたので、本当に助かりました。

Y.Fさん・20代男性

出る順行政書士 合格基本書は、シンプルでカスタマイズ性の高い正統派テキスト!

今回は、「出る順行政書士 合格基本書」の特徴や、実際に使用した人の口コミを紹介しました。

網羅性が高かったり、六法も付属していたり、受験生からの評価は高いですが、図などが少なかったり、確認問題がついていないなど、デメリットもあります。

デザイン自体はシンプルで、自由自在にカスタマイズできるため、あくまで補助的に利用したい方にオススメのテキストと言えるでしょう。

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※本記事の内容は2023年5月時点の情報に基づきます。

 

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